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| 2010年3月10日(水) 先勝 |
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宇部興産、新興国食糧増産で硫安事業に追い風
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宇部興産の硫安事業に追い風が吹いてきた。中国やインド、南米などで食糧増産の動きが高まるにつれて、肥料の価格も上昇。アジアでの硫安の価格も、足元、1トン当たり175ドルと2月よりも15ドル高い数字になった。硫安はカプロラクタム(CPL)の副産物として出るが、現在の水準で硫安の価格が落ち着けば、同社のCPLチェーンの競争力強化にも結びつく。
バイオエタノールブームにより、一時は価格が高騰した硫安だが、ブームにより在庫が積みあがったのが響き、09年に入ると価格が大きく下落。07年から08年にかけては1トン当たり400ドルだったものの、昨年半ばには同110ドルにまで落ち込んだ。その後、原料硫黄やアンモニアの価格が上昇するにつれ、硫安も上向き基調に転じ、強含みで推移。同175ドルにまで上がってきた。
製法の関係から、宇部興産ではCPLに対して最大で4倍の硫安が生じ、同社の硫安生産量は年139万トンだ。そのため、硫安の価格が上がれば、その分、CPLの収益力の向上にもつながる。
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