あらゆるものをインターネットでつなぐIoT技術が広がり、高速でデータをやりとりできる次世代の5G通信も始まるなど、デジタル化の流れは強まるばかりだ。ロボットなどの生産設備や自動運転、医療器機などと人命にかかわる分野にまでデジタル技術が普及するのにともない、高度なデータ解析やセキュリティ対策の重要性が急速に高まっている。ICT(情報通信技術)投資に前向きな企業は原材料の調達から製造、物流、販売にいたるサプライチェーンから生成される膨大なデータを収集し、それを活用することで効率的で信頼性の高いデジタル化を実現しようとしている。ものづくりにおいてはシミュレーションを使いこなすことで手間とカネのかかる試作を省き、開発期間を大幅に短縮する動きが強まっている。いずれもカギを握るのはいかに使えるデータを集め、使いこなすかだが、この分野で先行するのは欧米のITツールベンダーである。ITツールの活用は米国の組み立て加工分野で目立つが、これからは医療・ヘルスケアや材料といったプロセス業界にも拡大していく。シミュレーション技術大手である米アンシスのプリス・バナジーCTOは、「化学や生態学、ヘルスケアも重要分野。インフルエンザ医薬品の開発も念頭にある」と話している。続きは本紙で

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