- 日本の化学産業にとり平成とはどのような時代だったでしょうか。

 「東西冷戦の終結とともに市場のグローバル化が一気に進んだ中で、欧米の化学産業では大胆な業界再編が起こり、化学や医薬、農薬といった専業が誕生した。とくに化学系の存続会社は資本力による原料からの一貫生産で価格競争力を身に付けていった」
 「日本の化学産業も事業の選択と集中に取り組んできたが、雇用の維持との間で部分的な設備の統廃合や事業の再編にとどまったこともあり、汎用化学品では世界との差が歴然となった。そこから高付加価値型の機能性材料に活路を見出し、素材力に加えて、加工といった生産技術を磨いてきた。日本の化学産業がバブル崩壊後の『失われた20年』を生き残れたのは産業の核となる要素技術を数多く持てたからだ」

 - この30年、旭化成も変革を遂げてきました。続きは本紙で

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