カネカの2019年4~6月期決算は、営業利益が前年同期から3割減少した。前年は市場環境が良好だったカ性ソーダや半導体関連向けが落ち込んだ。営業利益は前年同期比30・0%減の70億円、経常利益は同39・9%減の54億円、純利益は同44・5%減の34億円、売上高は同2・3%減の1488億円。通期業績は期初予想を据え置いた。
 マテリアルの減益が目立った。カ性ソーダの海外市況の悪化が主因。モディファイヤーも需要が減った。クオリティー・オブ・ライフは増益を確保。ポリイミドフィルムなどがスマートフォン市場の減速の影響を受けた一方で、頭髪分野の「カネカロン」の販売が四半期の過去最高を記録。スチレン系発泡樹脂は原料値上がりの転嫁により採算が回復。太陽電池も構造改革で収益性が改善した。
 ヘルスケアも減益幅が大きかった。低分子医薬の出荷のずれ込みで販売量が減少した。ニュートリションは前年同期並み。製菓・製パン市場が低迷するなか、提案型営業で販売を伸ばした。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

経営の最新記事もっと見る