大倉工業の2019年1~6月期決算は営業減益となった。合成樹脂事業は回復したものの、新規材料事業で大型液晶パネル向け製品の販売が減少したことが響いた。営業利益は前年同期比4・7%減の21億円、経常利益は同4・6%減の22億円、純利益はホテル事業における固定資産売却益を計上し同7・6%増の19億円。スマートフォン向け製品の一部で受注が回復し、売上高は同1・0%増の423億円だった。
 セグメント別の営業益は主力の合成樹脂が同8・4%増の18億円。シュリンクフィルムを中心に販売が堅調だったうえ、前年からの懸案事項だった原材料などのコスト増加分を製品転嫁できたことで収益が回復した。
 新規材料は同23・6%減の7億円。大型液晶パネル向け製品の受注減が減益要因。販売面では前年同期に大きく受注を減らしたスマートフォン向け製品の一部が回復し、ウレタンフィルムや接着剤などの機能材料では新製品の拡販が寄与した。
 建材は前年同期の2倍以上となる2億円となった。パーティクルボードはフロア関連向けに販売を増やしたうえ、生産の歩留まり改善などが効果を発揮した。
 通期業績は期初予想通りを見込む。

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