時代の区切りの後には新しい時代が訪れ、新しいルールや考えが根付く。日本では来年4月末、平成が終わる。世の中はどのように変わっていくのだろうか▼30年余り続いた平成時代は、世界の歴史に目を転じても一つの区切りになるかも知れない。平成元年の1989年はベルリンの壁の撤去が始まった年。その2年後にソビエト連邦が崩壊した。米国とソ連の2大国の覇権争い、すなわち東西冷戦は、西側勝利で終結した▼覇権争いが終わり、東西が一つになったことで世界経済の成長は加速した。単一の巨大な市場が出現し、新興国にも経済成長のチャンスが広がった。なかでも中国の台頭は目覚ましく、米国に次ぐ世界第2位の経済規模となった▼平成が間もなく終わろうとする現在、世界が新たな覇権争いを注視している。両国は1日、主要20カ国・地域(G20)の舞台となったブエノスアイレスで首脳会談を開いた。米国は、来年1月にも予定していた追加関税の第3弾について、ハイテク分野や知的財産権を巡る合意などを条件に90日間の猶予を与えるという。ひとまずは、最悪の事態は回避されたとの空気が広がっている▼さて、冬の賞与を巡る家庭内の覇権争いが終焉する頃となった。そんなものはとっくに終焉している、と嘆くあなた、新たなルールを提案してみては?(18・12・4)

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