できれば経験したくないのだが、打つ手がなくなって、どうにもこうにも事態を打開できないという状況がある。たとえば、荒天や災害などで交通機関がストップし、約束の日時に目的地に移動できないときなどだ。なんとかして別の手段を見いだそうと奮闘するが、すべてダメだと知ったとき、脳裏には、いかんともしがたい、八方塞がり、万事休すといった単語が浮かぶ▼もっと複雑で、説明が困難な状況もある。たとえば、重要な取引先との会食に出かける矢先に別の取引先とのトラブルが発覚し、直ちに説明に出向かなければならなくなったとき。会食に出席できない理由を先方にどう伝えるべきか。のっぴきならない、抜き差しならない、切迫した、といった単語が頭を駆け巡る▼のっぴきならないところまできた観のある日韓関係。小紙はもっか、かの国に複数の記者を派遣し韓国特集の編集作業を進めている。両国の動向により八方塞がりな状況となり、予定していた取材を断られるケースもあった。一方で、多くの企業、団体などに取材に協力していただき、いかんともしがたい状況は免れた。この場を借りて感謝の意を表したい▼こんな情勢だからこそ、現地、現場の生の声を届けることに意味があるはず。発刊は来月29日を予定している。乞うご期待。(19・7・30)

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