県民の日などは、廃藩置県や合併などによって誕生した日に由来するところが大半である。蝦夷地に代わって北加伊道の名称を明治政府に提案したことによる北海道や、東京市の市役所が設置されたことに由来する東京都など、理由はさまざまだ▼ただ、制定しているのは半数に満たず、京都と大阪は「府民の日」を、山形・新潟・愛知・兵庫・福岡などは「県民の日」を設けていない。都道府県の建国記念日ともいえるが、公立学校が休みになるのは少数派らしく、そうでない県の子供らが1日損した気持ちになると思うのは考えすぎか▼小生が居を構える埼玉県は、きょう11月14日がそれにあたり、学校も休みだ。県内の遊園地や博物館など学生を中心に無料になる施設が多い。大分県も同じ日にあたるが、休日としたりイベントを開催するといったことはなく、県民の関心も薄いという。致し方ない話なのだろう▼来年に迫った東京五輪のマラソン・競歩の競技会場が北海道に変更され、経費の負担先、すでにチケットが当選している人への対応など課題が残る。そもそもラグビーワールドカップのように全国至る所で競技が実施できれば理想的だが、スマートな都市型五輪を掲げていたうえ難しい面もあるのだろう。自治体の事情に照らし合わせた最適なゴールに辿り着ければいいが。(19・11・14)

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