バイオマス(光合成産物)が全ての産業の起点となる世界を構築するため、化成品、農業製品、さらには医薬品から燃料までバイオテクノロジーで生産することを目指している企業に注目が集まっている。バイオベンチャー企業群のちとせグループ(持株会社=シンガポール、藤田朋宏CEO)だ。IHIや三井化学が出資、大手企業の注目度も高まりつつある。研究開発事業に携わるバイオサイエンスや農学を専門とする理系の社員約70名、うち半数が博士号取得者だ。微生物、微細藻類、細胞、菌叢を使って、機能性食品、バイオ素材、代替たんぱく質、バイオ医薬品、腸内細菌関連事業などを手がける。2030年には市場規模が12兆円規模になることが見込まれる代替ジェット燃料でも「(藻の1種である)ボツリオコッカスの群体のサイズを通常の200~300倍の大きさにすることに成功」(藤田CEO)、低エネルギーでの藻の回収というバイオ燃料のコストを大幅に削減できる技術開発にめどを立てている。抗体医薬でもブレークスルーとなる開発を目指すなどバイオ総合企業としての展開を加速させている。

たんぱく質やビタミンなどの栄養素を豊富に含んだスピルリナを供給。カフェなどに展開

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