大雨の月曜日からスタートした今年の師走。昼前にJR山手線が通る某駅前でタクシー乗り場の先頭に並んだ。ところが空車がなかなか現れない。後ろに並んだ欧米系のカップルが、大きなスーツケースを抱えてウンザリした口調で会話している。配車アプリ後進国であるわが国の弱点をさらけ出したようで、恥ずかしいような申し訳ないような気持ちになった▼ようやく来たタクシーに乗り込むと、運転手がどのくらい待ちましたかと尋ねてきた。15分くらいと返すと、軽く詫びながら月曜日はタクシーの数自体が少ないので、雨が降ると捕まえにくくなるという。どうやら、月曜の夜に利用客が少ないのが理由らしい▼月曜日だから早めに帰宅するという習慣がないので、どうもピンと来ない。すでに忘年会シーズンなのだから月曜も金曜も関係ないような気もする。しかし、そうした感覚が世間の常識とかけ離れている自覚は十分あるので、深く追及しないことにする▼師走の声を聞くと気になるのが年賀状だが、毎年ギリギリまで準備しない。師走は新年用のインタビューが後半まで続き、M&Aやトップ人事などの発表も多い。そうした動きを見届けなければ、年の瀬という気分になれない。元旦に間に合わない言い訳なのだが、今年は便利なアプリでも利用してみようかしら。(19・12・3)

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