パソコン用基本ソフト(OS)ウィンドウズ7の延長サポートが来年1月14日に終了する。マイクロソフト社は同10への移行促進メッセージを新聞広告などに掲載している▼新OSがリリースされたり、サポートが終了するたびに意識するのは、ウィンドウズの歴史である。ウィンドウズの前段階である、キャラクターベースの表示だったMS-DOSから数えるといったいどれだけの世代を経てきたのだろうか。「3・1」や「95」に「ME」、「XP」や「VISTA」などなど。パソコン好きなので、飛び級しないでかなりの世代のOSを使ってきた▼画期的だったのはやはり「95」。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)となったほかに、それまでサードパーティ製品に頼っていたネットワーク機能を装備し、インターネット・エクスプローラーを標準で搭載した▼インターネットへの常時接続は便利さの反面、ウイルスやマルウェアの危険性を高めた。便利だが危険。セキュリティソフトの導入が必須になり、OSのアップデートやバージョンアップも頻繁に行う必要が生まれた▼便利さを追求すればリスクが拡大する。世の中はこの二律背反に満ちている。贅沢な飲食と生活習慣病もそう。こちらは何をアップデートしたらいいのだろう。「心がけ」というソフトウェアか。(19・11・13)

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