最近、人と言い争うことがほとんど無くなった。若い頃はもっと尖っていて、人とぶつかることもあった。川を転がる石のように、下流に到達して角が取れてきた。果たしてそれで良いのだろうか。金色の髪をした某国大統領の顔などをみていると不安になる▼普通の人に価値などない、他人との衝突を恐れずやりたいことをやれ、と人生の指南書。一方で、年を重ねて地位が上がるほど円く謙虚になれと諭す本もある。商品開発の解説書にも、大衆に嫌われることを恐れずに、エッジの立った尖った商品を作ることを推奨するものと、広範かつタイムリーに顧客の声を反映する商品作りを説くものの両方がある▼嫌われることを厭わない尖った商品。それはきっと、良さが分かる人には魅力的な商品に違いない。そのような商品を開発するのは、尖った部分を失っていない若い人だろうか。いや、そうとは限らない。尖った老人もいるはず。そんなことを考えていたら、二十歳の女性がやってくれた。ゴルフの渋野日向子選手が全英女子オープンで初出場・初優勝の快挙▼シブコさんはいつも笑顔でファンサービスも忘れない。好きなお菓子のひとつは酢漬けいかとか。年齢がどうとか、考えることに意味はないと教えられた。エッジを立てないアプローチの打ち方を教えてください。(19・8・6)

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