リチウムイオン2次電池(LiB)の最終性能を大きく左右するのは、リチウム含有金属酸化物などの活物質。その活物質を電極基盤に強固に接着する役割を果たすのがバインダーだ。クレハが開発したLiBバインダー用のフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)「KFポリマー」は、LiBの開発と高性能化の歴史とともに進化を続けることで業界のデファクト・スタンダードのポジションを獲得。「日系の電池メーカーにはほぼ全社に採用されている。近年、日本製のLiBの世界シェアは低下したが、KFポリマーは現在も約4割の世界シェアを握っている」(西畑直光常務執行役員・企画本部長 高機能製品事業部長)。スマートフォンで市場が拡大し、電気自動車(EV)革命の足音とともに高成長製品に駆け上がったKFポリマー。しかし、その道のりは平坦ではなかった。


PVDFの第2拠点、常熟工場

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