大観衆が集うスポーツの国際大会。スタジアムで日本人の観衆が試合後にゴミをきれいに拾い集めるシーンがSNSなどに投稿され話題になることがある。自分のゴミはおろか他人の分までゴミを拾うという行動は世界的にみても珍しいようで、称賛のコメントが後を絶たない。裏を返せば人間は放っておけばゴミを散らかす生き物だということだ▼プラスチックにしろ紙にしろ、人間がポイ捨てしたゴミは主に河川を通じて海に流れ出す。それを減らすにはまず、ゴミが河川に流出しないようにゴミ箱などの決められた場所に捨てることだ。次に、収集されたゴミを回収し、焼却、埋め立て、リサイクルなど適切に処理する必要がある。そうした一連のゴミ処理を円滑に実現するには、人々のモラルに加え、国や自治体などが必要な仕組みとインフラを整える必要がある。▼日本人も最初からゴミに対する意識が高かったわけではないはず。なぜきちんとゴミ箱に捨てるようになったのか。そして回収したゴミをどのように処理しているのか。不都合な事実も含め、そうした経緯を世界に発信していくことが海洋プラスチック削減への貢献にもつながろう▼そういうわけでゴミの歴史について調べていたら「人間のクズ診断」というサイトに出くわした。もしやと思いつつスルーした。(18・9・11)

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