ゲルを使ってさまざまな疾患を治す研究開発を進めるジェリクル(東京都文京区)。今年初めには、医療機器メーカーのメディコスヒラタ(大阪市西区)と組み、止血剤の共同開発にも乗り出した。ゲルの網目構造を均一にする世界唯一の技術で、新たな治療法の確立に挑む増井公祐社長に聞いた。

◆…これまで、医療分野でゲルを活用する取り組みはあったのでしょうか。

 「昔から医療にゲルを活用したいという要望は多くあったが、ゲルは組織が不均一で状態のコントロールが難しく、うまくいっていなかった。実際、網膜はく離の治療に用いられたこともあるが、目に入れて十数年後にゲルが膨らみ失明するといった事態も起きた。現状は体外コンタクトレンズに使用されているくらいだ」

◆…ジェリクルの強みと実績は。続きは本紙で

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