社内で「ハラスメント防止セミナー」なるものに参加した。やや義務的な気分での参加だったが、セミナーを終えると、この問題に関する意識が違っていた▼ハラスメントについて振り返ると、明確に一般認知度が上がったのは1989年(平成元年)のようだ。新語流行語大賞の新語部門で「セクシャルハラスメント」が金賞を受賞した。さらに調べてみると、「harassment」の語源は、古フランス語のウサギ狩り用語「harer」(犬をけしかける)。犬に執拗に攻撃されて、ウサギはさぞ悩まされただろう▼さて、セミナー講師に紹介された厚労省サイトの「動画で学ぶパワハラ」を視聴した。身体的・精神的な攻撃、人間関係からの切り離しなど6つのパワハラを再現している。再現ドラマだと分かっているから見ていられるが、これが実際に身の回りに起こったらと思うとぞっとする場面もあった▼いろいろ学ばせてもらったが、最も心に残ったのは、ハラスメントかどうかは、本人の意図とは関係なく「相手が決める」ということ。そんな積もりはなかった…は通じない▼平成も残すところ半年弱。ハラスメントも「平成とともに去りぬ」となれば申し分ないが、現実はそんなに甘くはない。ただせめて、ハラスメントに悩まされる人の数が着実に減っていく流れは作りたい。(18・11・21)

つづきは本紙をご覧ください

PDF版のご案内

精留塔の最新記事もっと見る