著名なジャーナリストのデイビッド・サックスは著書「アナログの逆襲」の中で、デジタルの先にあるアナログが姿を現し「ポストデジタル経済」の訪れを指摘。アクセンチュアは今後3年間でビジネスに大きな影響をもたらす重要なテクノロジートレンドとして「ポストデジタル時代の到来」を予測した▼ポストデジタルは決してデジタル技術の終わりではなく、これをうまく活用しながら、人間的な価値観も重視する。アクセンチュアによると、その価値観は信頼や責任などであり、企業の経営層は成功に欠かせない重要な要素だと認識する必要があるとした▼この流れは様々な分野に波及する。例えば色の世界。BASFは2019~20年の自動車カラートレンド予測のなかで、ポストデジタル時代の到来とともに関心はテクノロジーから人へ移っていくとみた。人を中心とした暖かみのある色域や意匠、また豊かな個性や生き生きとした新時代を象徴する自由な発想が求められるという▼インターネットが加速度的に普及しデジタル化は急速に進んだ。一方でレコードなどアナログ人気は根強いものがあり、これを知らない子供たちも独特の味わいに魅せられている。「令和はポストデジタルの時代」ともいわれる。アナログ世代がデジタルに慣れる前に新たな時代が来てしまった。(19・7・4)

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