メドレーは、医療機関向けに無償提供している新型コロナウイルス感染症患者向けのオンライン診療システムの対象を広げ、保健所やホテルのような宿泊療養施設も新たに加えると発表した。いわゆる“第6波”への備えを自治体が進めるなか、同社への問い合わせが増えたため。操作が簡単、電話診療よりも得られる情報が多いといった利点を前面に紹介していく。

 提供する「新型コロナ療養者向けオンライン診療システム」は、特別なシステムの導入を必要とせず、スマートフォンなどがあれば利用できるのがポイント。病院から患者の携帯電話番号宛てにオンライン診療用のURLを送り、クリックするだけでつながる。表情などを確認しながら診察できるため、電話診療よりも詳しい情報を得ることが可能だ。

 同社などは自宅療養者が急増した8月に同システムの医療機関への無償提供を決め、これまでに約200カ所の病院などで使われているという。今回、無償提供の対象を保健所などにも拡大することにより、患者急増期でもより確実に診療が受けられるようにサポートする。

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