紙巻きタバコをやめ、電子タバコに替えたクチだが、紙巻きをカートンで買った。国によっては、電子タバコを所持しているだけで高額の罰金が科されるとか。出張の朝、それを恐れ電子タバコは自宅に置いてきた。現地では不本意ながらもらいタバコで凌いだ。帰国直後、どうしても吸いたくなりつい買ってしまった▼1カートンといえば大抵、10箱のタバコが入っている。このためカートンは10を表す単位と勘違いしがちだ。しかし本来は単位ではなく製品を詰めた紙箱のこと。一方、ダースは12個を意味する単位であり、2ダースの鉛筆とは24本の鉛筆と同義である▼化学や物理の世界で用いる単位にmol(モル)がある。1モルは「6・02×10の23乗個」の物質量(原子、分子などの数)を意味する。したがって「2モルの酸素分子」と言えば、6・02×10の23乗個の2倍の数の酸素分子があることになる▼物質量と質量数は混同しやすい。原子核は陽子と中性子とで構成されており、両方の数を合わせたものを質量数という。酸素原子は8個の陽子と8個の中性子で構成されており、質量数は16である。一方、質量数が17あるいは18の酸素原子もある。この場合、中性子の数が9個あるいは10個と通常より増える…。慣れない書きものでタバコが吸いたくなってきた。本日、化学の日。(18・10・23)

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