三菱ガス化学は、新潟工場で水素を生産する検討を開始した。このほど共同検討することを発表した石油資源開発との取り組みによるメタノールを水素のキャリアとして活用することに加え、現状では余剰感のある同工場で生産するジメチルエーテル(DME)を水素に転換することも選択肢となる。DMEを水素に転換する際に発生する二酸化炭素(CO2)は、近年、需給タイトが頻発するドライアイスに用いることも可能となり、生産する水素を新たに燃料電池フォークリフトを導入して燃料として活用することなども視野に入れる。社外との連携も進めながら3~5年のタームで一定規模の水素サプライチェーン構築を図り、水素社会実現に向けた「象徴的な拠点として作り上げたい」(藤井政志社長)考え。続きは本紙で
ENEOS、水素供給網整備へ3戦略
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