世界に不確実性が高まるなかで、2019年がスタートした。このフレーズは、17年1月5日付のこのコラムの書き出しと数字以外は全く同じだ。当時は、トランプ氏が米大統領選挙に勝利した直後であった。書き出しに続いて「注目すべきは欧米で強まった保護主義、反グローバリズムの流れの行方であろう」と記した▼その後は、世界がトランプ大統領に振り回された2年間だった。もっとも世界経済は堅調に推移し、中国における環境規制の厳格化などもあって化学産業は好業績を享受した。しかし昨年11月、米中間選挙(連邦議員の改選選挙)が終了したあたりから様相が一変した。世界経済に大きな影響を与える中国に対し、米国第一主義を厳しく突きつけ始めたためだ▼世界はどこへ向かうのか。堅調だった経済成長はどうなるのか。19年はその答えが見える年となるだろう。日本は5月に新たな元号へ移行する。その頃までには世界が同じ目標に向かい、足並みを揃え、6月に大阪で開催される主要国首脳会議(G20)では笑顔で握手する首脳達を見たい▼スポーツの世界でも、今年9月から11月にかけてラグビー・ワールドカップが日本各地で開催される。12月の世界女子ハンドボール選手権も日本開催だ。来年の東京五輪を含め、世界が一つになる場であって欲しいと願う。(19・1・7)

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