第7回アジア製薬団体連携会議(APAC)が10日開催されたが、今回から中国の研究開発型製薬企業団体であるPhIRDAが正式メンバーとして参加した。中国は医薬品などの承認審査制度の大改革を進めており、国際化に積極的でICHにもCFDAが参画していた。APACメンバーになるには国際製薬団体連合会(IFPMA)加盟が条件だが、日本の製薬協の後押しもあって実現できた▼11日のAPACの記者会見でPhIRDA会長は、国際的活動に積極的にかかわることや中国政府の新政策策定への意気込みを紹介するとともに、中日韓協力による能力拡大で米国を超えられるとの発言も飛び出した。ゲノム解析、遺伝子関連特許など、医薬品関連での中国の台頭は目覚ましいものがある。中国発創薬も急増しており、日米欧と肩を並べるまでそう時間はかからないだろうと感じさせられた▼APACの目的であるアジアでの革新的な医薬品へのアクセス改善でもいくつか前進があった。条件付き承認制度は正式承認と異なる仕組みといった誤解も解消されつつある▼「アジアにおける創薬エコシステム」を構築し、アジアの天然物の創薬応用を推進するプロジェクトも動き出す。日本がアジアの医療、医薬品へのアクセス改善に大きな役割を果たし続けていけることを望む。(18・4・12)

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