中外製薬の業績が好調だ。2017年度決算は過去最高の収益を達成し、スイス・ロシュと戦略的アライアンスを結んだ16年前から時価総額は約9倍に拡大。新薬開発では自社創製品が13成分以上臨床段階に進み、国内トップクラスのパイプラインを築いている。一方で今年からは主力のバイオ医薬品の特許切れが始まる。小坂達朗社長・最高経営責任者(CEO)に、制度改革の影響や特許切れ対策などを聞いた。

ー 薬価制度改革を受けて、事業戦略を見直す可能性は
「当社は画期的な新薬、ファーストインクラス、ベストインクラスになれる新薬の研究開発にすべてのリソースを集中させる戦略だ。『ゾロ新』も、ジェネリックも、一般用医薬品(OTC)も、新薬以外の事業はやらない。ロシュとの戦略的提携を生かす戦略も変わらない。自社創製した新薬に加えて、ロシュや米ジェネンテックの新薬候補も優先的に入ってくる。パイプラインを常に充実できる構造があり、これを大きく見直す必要性は感じていない」

ー 昨年は長期収載品13品を他社に譲渡しました。長期品をさらに整理しますか。抗体医薬の特許切れも始まります

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