京都。この名前に曰く言い難い魅力を感じる日本人は多いだろう。それゆえ京都からメッセージを発することの影響力は他の自治体に比べれば大きい。国内だけでなく世界に向けた発信力もやはり圧倒的で、温暖化防止のための議定書が「京都」であったのは当然のなりゆきであったとも思われる▼さて、京都市はバイオマスポリエチレン(PE)を活用した家庭ごみ有料指定袋製造の本格実施を決めた。昨年、京都議定書が誕生して20周年を迎えるに当たり、試行的に取り組みを始めていた。家庭ごみ有料指定袋でのバイオマスPEの活用は政令指定都市で初めてだという。サトウキビの非可食部などから生成するバイオマス原料の比率は10%だ▼一方、テレビドラマ『北の国から』で有名な北海道の富良野。富良野市や上富良野町など富良野生活圏では、生ごみの排出に生分解性の有料指定袋を設定し、生ごみを堆肥化している。専用袋にはミニ・家庭用・事業所用の3サイズがある。ごみの出し方の注意も、「絶対に○○しない」というような強い禁止表現になっている▼生分解性とバイオマスを総称したバイオプラスチック。知名度の高い地方での採用拡大は強い追い風になろう。こうなってくると、オリンピックが開かれる首都の動きに期待が高まるが、どうなるだろう。(18・4・25)

新聞購読のご案内

つづきは本紙をご覧ください

コラムの最新記事もっと見る