住友化学はコバルトフリー3元系リチウムイオン2次電池(LiB)正極材の事業化にめどをつけた。従来にはない単結晶の構造にすることでアウトガスの発生を抑え、安全性と高容量化の両立を可能にする。前駆体である水酸化物はグループの田中化学研究所が、その後の焼成プロセスは無機技術を活かせる住友化学が担当する。MNC(マンガン・ニッケル・コバルト)3元系正極材は先行他社が投資を拡大しているが、同社は量産性でも差別化を図り、競争力を高める。全固体電池との相性が良いのも特徴であり、2019年度中にもサンプル出荷を行う。「ゆくゆくは100億円規模の事業に育てたい」(赤堀金吾常務執行役員)と、次期中期経営計画の目玉のひとつになる見通し。

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