働き方の多様化、変革、技術革新、グローバリゼーションなどを背景に、労働市場は大きな変化の波を受けている。そのなかで管理職がそうした変化をどのように受け止めているのか、ひとつの気になる話題である▼英国に本社を置くグローバル人材紹介の日本法人ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、外資系と日系のグローバル企業の第一線で働く管理職を対象に実施した「管理職の業務負担実態調査」の結果を発表した。アンケートには739人の管理職が回答、その中で業務上のミッションのうち何が負担になっているかという問いには「管轄部門・チームの生産性の向上」と答えた人が全体の43%を占め第1位だった。「ベテラン社員の成績向上」、「多様化する働き方・社員への対応」がそれに次いだ▼現代の管理職が従来にはなかった生産性の向上、多様化対応など新しいミッションが課せられ、少なからぬ人がこうした複数のミッションを同時に担うことに負担を感じているようだ。重い負担の解決策として「管理職の残業規制」や「管理職への残業代支給」といった自身の待遇に関する施策よりも、即戦力人材の中途採用や業務管理システムの導入などビジネスの生産性向上に直結する即効性のある対策を会社に求める傾向が強い。逼迫感の高まりが管理職の今なのだろう。(18・7・20)

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