9月は本格的な台風シーズンといわれているが、台風15号が関東地方を直撃した。千葉で50メートル以上の風速を観測するなど激しい風雨が吹き荒れた。各地で停電が起き首都圏を中心に交通がマヒした。通勤に難儀した方も多かろう▼気象庁の統計をみると2018年は29個の台風が発生した。そのうち5個の台風が上陸し、関西を襲った21号はタンカーが流されて関西国際空港の連絡橋に衝突したほか、高潮の影響で滑走路が閉鎖され一時的に孤立したのは記憶に新しい▼「上陸」とは北海道、本州、四国、九州の海外線に達した場合を指すという。小さい島や半島を横切って再び海に出る場合は「通過」。このため過去、沖縄に「上陸」した台風はゼロということになる▼日本に近づく台風は太平洋高気圧の縁に沿って移動する傾向がある。夏場は高気圧が大きく張り出しているため沖縄周辺で迷走しやすい。秋になると高気圧の勢いが弱くなり縁が本州寄りとなり台風が上陸する可能性が大きくなる。さらに南下してきた偏西風に乗りやすくスピードも速まる▼天気予報の精度が高まり、大型の台風が接近したりすると鉄道会社が計画運休を実施するようになった。今回も日曜日の夜に東海道新幹線などが一部運休となった。お天気には逆らえない。影響をできるだけ抑える準備をするしかない。(19・9・10)

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