一般紙やテレビのニュースでも取り上げられた名馬ディープインパクトの死。2004年のデビューから06年の有馬記念で引退するまで約2年間の成績は14戦12勝。圧倒的な勝率もさることながら、単勝のオッズ(倍率)がすべて1・3倍以下というのも驚かされる。それだけの人気に応えて結果を出し続けた▼競馬は「ブラッド・スポーツ」といわれる。強い馬の血が生き残り、その血が受け継がれていく。サラブレッドは「徹底的に」「品種改良されたもの」という言葉の組み合わせが語源▼ディープインパクトは強い馬の血を受け継いだ。彼の父はサンデーサイレンスという米国馬。ケンタッキーダービーに勝つなど一流の成績を残し、日本で種牡馬として大成功を収めた。サンデーサイレンスの子供の累計勝利数は2700余りと国内最多を誇る▼種牡馬としてのディープインパクトも期待に応えた。日本ダービーの勝ち馬は今年のロジャーバローズを含めて5頭にのぼる。ここまでの累計勝利数は1900超。12年から昨年まで7年連続で産駒の獲得賞金は1位を守っている▼そしてディープインパクトの子供が種牡馬となって血を受け継ぎ始めている。13年の日本ダービーを勝ったキズナの子供は今年デビューを迎えた。血統は競馬の大きな魅力の一つといえるだろう。(19・8・2)

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