自動車部品のスペックインは完成車メーカー(OEM)の本社のある国というのが通例で、日本は特にこの傾向が強い。だが、中国などでは違った国籍のOEMとティアワンのビジネスが拡大するなかで、一部部品に限られるものの、現地でのスペックインが行われる傾向も出てきた。素材メーカーもこうした動きのなかで、現地対応要員の拡充がテーマになっている▼グローバル人材のニーズはこうした動きひとつをとっても高まるばかりだ。バイリンガル人材紹介企業のロバート・ウォルターズが先ごろ実施した外資系企業やグローバル展開の進む国内大手企業で働くグローバル人材を対象にしたアンケート調査によれば、「グローバル人材に最も必要な基礎能力は、コミュニケーション」との結果が出ている。次いで、柔軟性、問題発見・解決力と続く▼グローバリゼーションと技術革新の加速を受けて産業構造とビジネス環境が急速に変化するなかで、多くのグローバル人材は文化的背景や言語の異なるカウンターパートとのコミュニケーション能力こそが求められる能力と重要視しているようだ▼そして「グローバル人材になるための有効な手段は」という問いには国際的な生活環境、仕事の内容・職場環境が群を抜く。現場で鍛えた能力こそが役立つことを調査は示している。(18・5・25)

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