日本全国ほとんどの小中学校が先週末から夏休みに入り、北海道や東北など寒い地域の学校も今週末までには休みに突入する。今年は梅雨明け宣言を待たずしての夏休みというところが大半であり、些か気分も晴れないスタートとなった。いずれにしても、大人が羨む夢の期間が始まるわけだ▼夏休みの開始日が異なれば、2学期の始まりもまちまち。休みが46日間と長い千葉市の場合は、市立小中学校の普通教室に未設置のエアコンを取り付けるまでの緊急措置であり、夏休みを延長することで熱中症のリスクを減らしているそうだ。寒く雪が多い地域は短い傾向にあり、札幌市などは25日間だ▼短い夏休みを不満に思う地域の子供らもいそうだが、その分、冬休みを長くするよう配慮されている。地方の事情に合わせ各自治体が自由に調整しているわけだ。これは働き方改革に悩む企業の参考になるのではないか。改元に合わせた4月末からの10連休を思い出す。休日だから仕方ないが、一斉の休みだと、どこもお高く、行き場もない。もっと自由度が欲しい▼記憶を辿れば、長いと思っていた夏休み期間も、あっという間。後半は宿題に追われる日が続く。この時の教訓が現在の仕事の段取りに全く生かされていないのは、悲しいものがある。それとも性格だと思って諦めるべきか。(19・7・25)

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