子供の頃、近所のお店をいくつも回って食材を買った。肉は肉屋、魚は魚屋、野菜は八百屋。豆腐屋もよく行った。威勢の良い八百屋は吊したザルがレジ代わりだったこと、その隣の肉屋はいつも注文した重さより若干多めの分量を見事に1回で秤に乗せたこと、などを覚えている▼そのときの包装材料はどんなだっただろうか。魚や野菜は新聞紙が主流だったと思う。豆腐屋では主人が水槽のなかの豆腐を切り分けるが、その後にどう包んだのか記憶が曖昧だ。自分で鍋を持って行ったのだろうか▼今はスーパーで全ての食材が揃う。たいていの食材はプラスチック製の容器包装で小分けされている。自分の欲しい分量に小分けされていないときに困るが、最近、魚や肉についてはこの問題が解決した。最寄りのスーパーで常連客と化した恩恵か、奥で加工しているおじさんに声をかけると、必要な分だけ小分けしてもえる。魚の場合、切り身や刺身に加工もしてくれる。先日はサンマを拙宅の魚焼き器に入るよう捌いてもらった▼知ればスーパーも専門店の集まりだとわかる。ただし、これができないのが豆腐。最近のやつは、2丁か3丁がワンパックになっていて持て余すことも。それでも日本の優秀な包装材料技術により、冷蔵庫で3日間は保存できるので良しとする。本日、豆腐の日。(18・10・2) 

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