島津製作所の受託分析子会社「島津テクノリサーチ」(京都市中京区)は、トイレ排水のPCR検査により、特定施設の新型コロナウイルスの感染を監視する受託検査「京都モデル」で、N501Y変異を持つ変異株を検出するオプションサービスを開始した。今後、E484KやL452Rなどにも順次対応していく。

 京都モデルではまず糞便を試料とし、集団の感染有無を確認。陽性となれば、唾液などで検査して感染者を特定する。高齢者福祉施設などを想定して13日にサービスを始め、すでに100件近い問い合わせがある。

 島津製作所は6日に英国型、ブラジル型、南アフリカ型などが持つN501Yに対応した検出キット、プライマー/プローブセットを発売、その応用で京都モデルでも変異を検出できるようにした。下水PCR検査1回当たりの7万円(税別)に1万円(同)を追加して、サービスを受けられる。

 同セットは南アフリカ型、ブラジル型、フィリピン型などのE484K、インド型やカリフォルニア型などのL452Rについても開発中だ。京都モデルでも一連の変異への対応を進めていく。

 18日、会見した八十島誠分析研究センター長は「現在は京都府を中心としたサービスだが、サンプリングなどで協力会社と連携、対応地域を広げたい」と話した。

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