日本チェーンストア協会が毎月5日を「ノー・レジ袋の日」と定め、買い物袋の持参を呼びかける運動を始めたのが2002年10月のこと。従来からの「レジ袋使用削減推進運動」をさらに進め、01年度に会員企業平均で6%だった買い物袋持参率を高める中期目標を設定した▼同時に、レジ袋有料化の可能性も検討し始めた。当時は各店舗で「ノー・レジ袋の日」のポスターを貼り出したほか、今では当たり前になっているが、店舗の入り口やレジ周辺には買い物かごに入れる葉書大の「レジ袋ご不要カード」を置いた▼それから18年後の来年7月から、レジ袋の有料配布義務化の方針を経済産業省が固めた。すでにスーパーマーケットでは有料化を始めているところもあるが、競争上の理由から見合わせていた店舗にも一律に義務化される▼バイオマスプラスチックの配合率が25%以上、厚さが50マイクロメートル以上、海洋生分解性のものは対象外だ。コンビニのおでんなど買い物袋で持ち帰り困難な商品は、バイオマスプラへの切り替えを迫られる▼内閣府の世論調査では、プラごみ問題に「関心がある」との答えは9割にも上った。一方でレジ袋を過剰と考える人は約半数。やはり利便性や経済性を損ないたくないというのが本音のようだ。本質的な意識の浸透には時間がかかるのかも知れない。(19・12・5)

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