今月初旬から2020年の1月始まりの手帳が店頭に並んでいる。スマホのアプリがあれば(紙の)手帳はいらないという人もいるだろうが、手帳はさっと好きなところに書き込めるのが便利で手放せない人も多いだろう▼1月始まりと4月始まり、綴じ手帳とシステム手帳、判型の大小などによって種類はさまざま。個人ブランドの目的達成型や分野特定型もけっこう出回っている。たとえば「うまくいっている人の手帳」や「『超』整理手帳」、「ブルーバックス科学手帳」や「俳句手帳」に「短歌手帳」などなど▼気に入ると、浮気はしないでずっと同じ手帳を使うことになる。やっぱり手帳は手にしっくりくるものがよい。私ごとになるが、グーグルカレンダーとの兼用で化学同人の「元素手帳」を使っている。「元素ツウになるための情報が満載」というのが謳い文句だ。2015年に非売品でスタート、16年から市販し来年版で5周年。周期表など元素の基礎データ、元素にまつわる化学者情報も充実し、マニアックな手帳を目指しているという▼最終的にはいつもの手帳に行き着くにせよ、店頭で「あれかこれか」と思い悩むことをお奨めしたい。いかに便利に使ってもらうかという知恵のバトルが垣間見られると同時に、製紙、印刷の技術の粋がそこにはあるからだ。(19・10・30) 

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

精留塔の最新記事もっと見る