2月も中旬を迎えた。3月末決算の企業は2018年度の目標達成に向けた最後の追い込みと、来るべき新年度の準備作業で慌ただしい日々を送っているに違いない。化学業界では年明け以降、社長交代の発表が相次いでいる。平成時代の終焉とともに、この業界も新しい時代へ移行するのだと意識させられる▼成長期を過ぎ、成熟期にある日本。人口に占める65歳以上の割合は30%に近付いている。2050年には総人口が1億人を割り込み、65歳以上の比率は38%に達すると予想されている。さらに、そのうち75歳以上は24%とほぼ4人に1人の割合となる。成熟期というより衰退期というのが正しいのだろうか▼一方、外に目を向けると景色が変わる。日本を含めたアジア全体の人口は増加を続け、2050年には世界の人口の半分をアジアが占める。この間、アジアでは年収3000ドル以上の中産階級の人口が10億人単位で増加するとみられている。チャンスに満ちあふれている▼高齢者の割合が増えれば、どうしても保守的な意見が増えることになるだろう。しかし、新しい革袋には新しい酒を入れなければならない。未来の可能性に向かって飛び込む勇敢な精神、変革を恐れぬ挑戦心を忘れてはならない。実年齢はともかく、若々しさが失われない社会であって欲しい。(19・2・12) 

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