ノーベル賞の発表週間が来週に迫った。7日月曜日の医学生理学賞に続いて、物理学賞が8日、化学賞は9日、文学賞10日、平和賞11日、経済学賞は14日に発表される▼米情報会社クラリベイト・アナリティクスが今年発表したノーベル賞を受賞する可能性が高い研究者19人に日本人は含まれなかった。日本人が含まれなかったのは14年ぶり。過去に選定した日本人の中では、医学生理学賞で森和俊博士、化学賞で北川進博士、経済学賞で清滝信宏博士の3人に注目すべきだとした▼化学ポータルサイトのケムステも、化学賞の受賞者を予想している(学問分野の分類はケムステ)。有機化学の村井眞二、柴崎正勝、無機化学の春田正毅、超分子/高分子化学の野崎京子、材料化学の北川進、藤田誠、飯島澄男、細野秀雄、十倉好紀、エネルギー化学の藤嶋昭、吉野彰、医薬化学の遠藤章の各氏などである▼材料化学に日本人の候補者が多い。本紙『先端化学材料特集』で、「日本が進めるべきは分野融合であり、化学の殻を破る多彩な研究者の集結が必要」と語った細野博士も有力候補だろう。エネルギー化学の藤嶋、吉野博士は毎年のように候補者リストに挙げられる▼2010年の根岸英一、鈴木章博士の受賞以来遠ざかっている日本人の化学賞受賞。そろそろかな、と期待は高まる。(19・10・2)

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