日本触媒は12日、6月21日付で五嶋祐治朗社長が取締役会長に、野田和宏取締役常務執行役員が社長に就任する人事を発表した。新たな経営体制のもと、22年度からの3カ年中期経営計画「TechnoAmenity for the future-I」を推進し、さらなる成長基盤の推進と収益性の強化を図る。

 同日開いた会見で、五嶋社長は野田氏について「経営企画、財務、海外駐在を経験。長期ビジョンなどの策定では部門の壁を越え、議論を促しまとめ上げた。マネジメント能力などを評価し、指名報酬委員会で選定した」と選んだ理由を説明。

 野田氏は「まず今年度始動した3カ年中期経営計画で掲げた目標を達成する。3つの変革をしっかり実行し、持続的に成長できる基盤を整える。変革の先頭に立ち、新しい日本触媒をリードする」と意気込みを語った。

 〔野田 和宏氏=のだ・かずひろ〕1986年(昭和61年)慶應義塾大学商学部卒、同年入社。17年吸水性樹脂事業部長、18年執行役員、20年取締役常務執行役員。静岡県出身、59歳。

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