日東電工は2015年度、16年度と2年連続で業績が伸び悩んだが、17年度は過去最高を更新するなど足踏み状態から抜け出し、再び成長路線を進み始めた。これまで「グリーン(環境)」「クリーン(新エネルギー)」「ファイン(ライフサイエンス)」だった重点領域を「次世代モビリティ」「情報インターフェイス」「ライフサイエンス」とし、針路をより明確にした。これらの領域で次代を支える技術・製品・事業をいかにして生み出すのか、髙﨑秀雄社長に聞いた。

 - 今年10月に創業100周年を控えるなど、節目の今年度を良い状態で迎えました。

 「昨年度は非常に好調だった。発射台は高くなったが、イノベーションを起こしながら成長し続けていく。狙いに定めるスマートフォンや自動車は、全体の市場規模は大きく拡大することは期待しづらいが、スマホはローラブル(巻き取り)型などへ、自動車は自動運転をはじめとしたエレクトロニクス化が進展しており中身が変わる。変化はビジネスチャンスだ。スマホは液晶ディスプレイから有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイへと移行しつつあるが、有機ELディスプレイを搭載するスマホにタッチパネル用透明導電性フィルムといった素材をきちんと提案してきたことが奏功し、結果が数字に表れている。1、2年後に発売される新モデルに対しても、しっかりスペックイン活動を行っている」

 - 自動車へのスペックイン活動はいかがですか。

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