日系製紙用薬品メーカーは中国で、板紙の増産により高まる紙力増強剤の需要を取り込む。ハリマ化成グループの推計によると、現地製紙各社の増産計画によって中国国内の板紙の生産量は2025年に20年比で年間2000万トン以上増加する見込みで、日本の紙・板紙の年間生産量に匹敵する。ハリマ化成は21年、同剤を中心に現地の生産能力を約4割増強。星光PMCも21年に入って、現地拠点で同剤の増産設備が稼働した。さらに星光PMCと荒川化学工業はベトナムでの新生産拠点稼働にともない、これまでの中国から東南アジアへの輸出分も内需深耕に活用する方針。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る