米製薬企業ベロキシス・ファーマシューティカルズ(ノースカロライナ州)を約1432億円で買収すると発表した旭化成のリチャード・パッカー専務執行役員が26日、化学工業日報の取材に応じた。2012年に旭化成の傘下に入った米医療機器大手ゾール・メディカルの元最高経営責任者(CEO)で現在はヘルスケア領域の統括役を共管するパッカー氏。世界最大の医薬品市場への足掛かりを得て「世界で戦える医薬事業の基盤づくりを加速させる」と力を込めた。

◆…ベロキシス社買収の経緯をうかがいます。

 「旭化成社内で医薬事業のグローバル化を進める方針が固まったのは13年。14年頃から実際にM&A(合併・買収)の潜在候補をリストアップし、10~20社の経営陣と直接対話を行い吟味してきた。そうした活動の中でベロキシス社も候補に挙がった」
 「ベロキシス社へのアプローチの初期段階は今夏で、旭化成グループの一員としてともに成長が目指せる強い経営陣がいる、キャッシュフローの創出力がある、免疫領域を得意とする旭化成ファーマとの親和性がある、一定の予算枠で買収が実行できるなどの面から非常に好ましい相手と判断した。今秋にベロキシス社の取締役会が売却プロセスを進める決定をしたが、われわれが提示した条件をフェアと判断してパートナーに選んでくれた」

◆…医薬事業として初の大型買収を決めた動機は。続きは本紙で

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