中央競馬の年納めと言えば有馬記念だったが、昨年から日程が変更になっている。12月28日にも開催があり、中山競馬場では2歳限定のGⅠレース「ホープフルステークス」が行われる。有馬記念が終わっても、年内にまだGⅠレースがあることにいささかの違和感を覚えてしまう▼数々の名勝負、ドラマを生んできた有馬記念。なかでも1990年、オグリキャップが引退レースを勝利したことは語り草になっている。地方競馬から中央競馬に移籍し、勝ち星を重ねて第2次競馬ブームの立役者となった▼しかし90年の後半、GⅠレースで相次いで惨敗したことによって限界説が飛び交い始める。有馬記念の単勝オッズが4番人気だったことからも、有終の美を飾るのは難しいと見た競馬ファンがかなりいたということだろう▼当日はオグリキャップのラストランを見届けようと約17万人が中山競馬場に足を運んだ。鞍上に武豊ジョッキーを迎え見事な勝利を飾った。レース後はオグリコールが鳴り響き、競馬場が揺れたとも言われた▼売上高のピークは96年で875億円。ここ数年の400億円台の2倍以上だ。普段、競馬に馴染みがなくても有馬記念ぐらいは馬券を買ってみようという人は多い。少ない元手で夢を見るのも悪くない。平成最後の有馬記念。開催は23日。(18・12・19)

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