来る2019年に対する国民の意識はどんなものだろう。平成最後の年(または新天皇誕生の年)、東京オリンピック開幕の前年、等々。様々あるだろうが、化学関係者にとっては、11年の世界化学年に続き特筆すべき記念の年になる▼国際周期表年。メンデレーエフの元素周期律発見から150年にあたる。国際純正・応用化学連合(IUPAC)設立100周年でもある。国連総会において国際周期表年として祝うことが宣言され、ユネスコがその推進をリードする▼記念事業は1月29日にユネスコの本拠地パリで開会式が実施され、その後、同じパリで7月に開かれるIUPAC総会にかけて様々な記念式典が計画されている。さらに、日本にとって特筆すべきことに、記念式典の閉会式が年末に東京で実施される予定だ▼興味深いのが、国際若手貢献賞(118元素賞)。118人の優秀な若手化学者が厳選され、夏にパリで開かれる式典で表彰される。すでに銅や鉄などに対応する受賞者が決まっている。最終的に日本の化学者は何人選出されるだろう▼というわけで、来年は元素にスポットライトが当たる年。皆さんの「元素力」を確かめてはいかがか。近刊の『元素検定2』(化学同人)から、難易度最高レベルの一問。「鉱物界から初めて発見された元素は?」ヒントは電池です。(18・9・5)

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