天然資源に乏しい日本に豊富にある都市鉱山を有効活用する取り組みが進められている。廃棄された携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの部品に内蔵されている金属のうち、金や銀、インジウム、スズなど全世界の埋蔵量に対して1割を超えるものが多いという。天然資源よりも効率的に有価金属が得られることや、高騰するレアメタル市場を考慮しても魅力だ▼来年の東京オリンピック・パラリンピックで使用されるメダルには、この都市鉱山から回収した金属が使われる。2017年4月に始まったプロジェクトだが、メダル製作に必要な金属量を確保できる見通しがたったことから、今年3月末で小型廃家電などの回収受付を終了する▼銅に関しては昨年6月の時点で、すでに必要量を回収している。いずれにしても、この取り組みはオリンピック史上初のことであり、リサイクル大国ニッポンに向けて強力にアピールするポイントになるだろう▼次の開催が半世紀後になるかもしれない日本での夏季オリンピックをしっかり目に焼き付けようと、TOKYO2020のIDをつくった。あとは今春の観戦チケット申し込み開始を待つのみ。これがだめでも来年春にはチケット販売所での直接購入も始まる。希望の競技が観戦できるか、ここでも真剣勝負が繰り広げられる。(19・2・28)

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