春の訪れを何で感じるかは人それぞれだろうが、その一つに挙げられるのが桜の開花だろう。日本気象協会によると、今年の開花予想は全国的に早めとなっているようだ。東京は平均開花日が3月26日。今年は今のところ21日となっている。昨年の開花は17日だった。そんなに早かったとは記憶にない▼気象庁が2010年から桜の開花予想をやめていたのは意外だった。民間気象事業者が類似の予想を出しているのがその理由。もちろん、桜の開花の観測自体は続けている▼気象庁は桜のほかにもさまざまな生物の季節観測を行っていることを知った。主なところでは植物ならば、うめ、あじさい、いちょう、かえで。動物ならば、うぐいす、つばめ、もんしろちょう、ほたる、あぶらぜみ。変わったところでは、さるすべりの開花、とのさまがえるの初見など▼ちなみに、うぐいすの初鳴日は春に「ホーホケキョ」とさえずるのを初めて聞いた日のこと。そんなことは当たり前だと思ったが、秋や冬は「チャ・チャ・チャ」と鳴くらしい▼世界中で温暖化が進んでいると言われているが、何だかんだ言っても四季の移り変わりをこれだけ楽しめるのは日本ならでは。予想通りであれば東京の開花はほぼ1週間後。近所の桜並木のつぼみも膨らみ始めた。もうすぐ美しい姿が楽しめる。(19・3・15)

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