デジタルモノづくりの中核ツールとして3次元(3D)プリンター業界が活気づいている。従来は試作モデルやホビー向けが主体だったが、航空機部品や人工股関節といった産業・ヘルスケア分野にまで市場が拡大中。自動車業界でも部品の無駄を抑え、作業効率を高められるジャストインタイム(JIT)につながるものとして関心が高まっている。スリーディー・システムズ(3DS)とストラタシスの米2社が主導してきた3Dプリンターだが、日本でも国を挙げての技術開発が進む。最先端の金属3Dプリンター市場には日本電子やニコンが新規参入を目指している。セットでは後発の日本だが、強みは造形材料のサプライチェーンが充実していることだ。化学業界はビジネスチャンスとみて投資を拡大している。三菱ケミカルと三井化学は昨年、相次いでM&A(合併・買収)を行った。JSRはユニークな造形技術を持つ米社への出資比率を引き上げた。造形材料は樹脂系が主体だが、これからは耐久性に優れるステンレスやチタンといった金属系のニーズが高まるとあって、商社も注力しているところだ。


ニコンがJSRとともに出資する米カーボンの展示会ブース

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