ポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維の市場構造が激変している。風力発電向け需要が想定以上に急伸しており、世界の炭素繊維をかき集めている。これまでも注目されてきたブレードの軽量化および剛性向上のための使用が中心だが、落雷時の避雷針的な役割や導電性を生かした融雪・融氷用途などにも広がり、ブレード以外だけでも年間数百トン規模に達しているとみられる。航空機用途がコロナ禍の影響を強く受けるなか産業用途が拡大しており、「炭素繊維にかかわって40年近く、これほどタイトになったのは初めて」(東レの河村雅彦複合材料事業本部副本部長)というほどのひっ迫状況となっている。続きは本紙で

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