ゴールデンウイークを過ぎた頃、かつてはよく聞かれた「五月病」という言葉。入学、就職で4月に新社会人や新大学生になった人達が、環境変化の中で精神が不安定状態に陥ることをいうらしい。張り詰めた緊張感が連休を過ぎて、ふと途切れるのだろう▼さらに最近は「六月病」の人が増えているという。新人研修が長期に及ぶ会社では、やっと実際の職場に配置されるのがこの頃。仕事の現実や人間関係に悩まされ始め、梅雨のジメジメとした気候も相まって、やる気が削がれる。経験した人も多いはずだ▼そうなると、企業の通年採用が当たり前になってきた現状を考えれば、年間を通じて五月病、六月病が横行することになる。スピードが要求される現代社会にあっては、環境変化にも柔軟で迅速な対応が不可欠になってくるということか▼ただ、「引きこもり」という言葉を昔より頻繁に耳にするようになった。人間関係など周りの環境に悩んで人と直接顔を合わせることを避けても、SNSで交流できたり、携帯型ゲーム機やスマホゲームなどで一日があっという間に終わる▼人との関わり、信頼関係なくしては現代社会においても会社人生は送れない。7月16日の「海の日」まで祝日はこない。新しい仕事も増えるなかで、いろいろ思い巡らせる。そういう季節である。(18・5・17)

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