米中貿易摩擦に端を発する為替変動が、化学品の需給に影響を及ぼし始めている。最も影響が顕著な化学品の一つがポリカーボネート(PC)樹脂。人民元安を背景に、中国の需要家が割高な輸入品の調達を控え始めた。中国需要が鈍化しつつあるなか、アジア市況は10カ月ぶりに1トン当たり3000ドル強(一般成形用、中国向けCIF)まで下落している。一方、原料のビスフェノールA(BPA)は国内調達が多く、人民元安の影響はPC樹脂ほど受けておらず、市況の下落も限定的。好調を持続してきたPC樹脂だが、約3年ぶりにスプレッド(利幅)縮小に直面している。PC樹脂以外でも、中国国内生産が限定的で輸入依存率の高い化学品にも同様の動きが広がる懸念が高まっている。

つづきは本紙をご覧ください

PDF版のご案内

 

市況の最新記事もっと見る