コンサートなどのイベント会場近くで呼びかけられると一瞬、ハッとするダフ屋も今は昔。現在ではネット上での高値の売買が横行しているという。そんな行為を取り締まろうと、今月14日にチケット不正転売禁止法が施行された▼これは東京五輪・パラリンピックを控えて高値転売を防ごうとする狙いが大きい。転売目的でのチケット購入、定価を上回る高値での販売を禁止。違反者には罰則が課せられる。その6日後の五輪チケット抽選発表だ▼かすかな期待を胸に申し込んだものの、期待外れが現実となった。それにしても落選という2文字が落胆に追い打ちをかける。家族に対象年齢がいるので、格安の「みんなで応援チケット」やらを中心に複数種目を家族分申し込んだ。土日開催を選んだこともあり倍率も高かったのだろうか▼チャンスはあと2回。ただ、今秋の先着順販売は一瞬に勝負がつきそうで、全く自信がない。来春の店頭販売も、普通に考えれば世界中から長蛇の列。これもかなり厳しそうだ。今から色々と気になる▼前回のリオ五輪のチケット販売率は9割近かったものの、多くの会場で空席が目立った。転売によるチケット価格の高騰も背景にあるという。東京は決して同じような結果を繰り返して欲しくはない。あくまで正当に、落選者にも納得いくやり方で。(19・6・27)

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