今月は記録的な暑さが続き、各地でとんでもない気温が観測されている。23日には埼玉県熊谷市で国内で過去最高を更新する41・1度が観測された。この日は東京の青梅市が40・8度。都内で初めて40度超えを記録している▼高温で体調を崩したり熱中症にかかる人も増え、救急搬送の件数も記録的な数字だ。東京都消防庁の救急車出動回数は、やはり23日に史上最多の3383回に達した。過去のトップ10のうち7位までを今年7月で占める。今夏の猛暑ぶりが際立つ▼スポーツの練習や試合、屋外イベントなどだけでなく、室内で倒れる人も少なくない。窓を開けて風を通しても、外の暑さは尋常ではない。節電意識は捨ててエアコンを使うのが一番。幸い電力需給には余裕があり、今夏の節電要請は見送られた▼環境省の熱中症予防サイトなどは、湿度、気温、日差しの強さで算出する暑さ指数(WBGT)を指針にするが素人には難しい。大まかに気温が32度くらいになれば外出や運動には不向きと思えばいいのだとか▼子どものころ、日本は温帯湿潤気候だと習った。気候に恵まれ過ごしやすいとも教えられた。しかし近年の異常気象続きからは、学問的な区分や定義とは別に、言葉の響きと実感がどんどん乖離していく印象がある。元気に鳴き続ける蝉の声は、昔も今も変わらないけれども。(18・7・30)

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